木の温もりが溢れるログハウスのパン屋

木の温もりが溢れるログハウスの店内には、一つ一つ心を込めて手作りしたたくさんのパンが並んでいます。

大人から子供まで楽しめるパンのほか、季節の果物を使用した自家製酵母で作ったパンも人気です。

農薬、化学物質を使わない、化学物質過敏症、電磁波過敏症の娘と孫の食べることが出来るパンを作りたい

麦ばたけにお越し頂きありがとうございます。
まずは、自己紹介でございます。

福祉関係の道を目指しておりましたが、ひょんなことからパン屋さんで働き始めて数年、、、
パンを作る人生もいいなぁなんて思い始めていました。

そして、29歳の時に念願叶い新潟県胎内市にてパン屋をオープン。
1988年の秋の頃であります。

現在、63歳。そろそろリタイアしたいなんて考えたいわけです。

しかしですね。
人生いろいろでございます。

あ、言い忘れましたが、1998年から2011年までの13年間、ウェブサイトを自力で作りパン屋さんとして、北は北海道、南は沖縄まで全国47都道府県のお客様に麦ばたけのパンをお届けしたことがあるんですよ。

自分の中でちょっとした自慢であります。

もちろん、様々な地域の離島にお住まいのお客様からもご注文いただきました。
ハワイ、香港、上海からもご注文いただきました。

流石に、海外からだと驚きました。

お客様に伺ったところ、海外にお住まいの日本の方がご実家に送りたいとのこと。
なるほどと思った次第でした。

海外に送るなんてなったらどうすればいいんだろうと一瞬焦ったのを覚えています。

ちょっと脱線しました。

そうなんです。
娘と孫が食べれるパンを作りたい。

化学物質過敏症は、衣食住はもちろん、日常生活において大きな障害があります。

化学物質過敏症は、化学繊維、洗剤、柔軟剤、洗剤、農薬、薬全般、食品添加物などの石油由来の製品に対して、身体が拒否反応を起こして体調の悪化となって苦しむ症状が現れます。

頭痛、めまい、吐き気、意識消失、など多岐に渡って出現します。

日本には、化学物質過敏症の専門医がわずか数名です。
化学物質過敏症の方に往診していただける医師は、1人です。
1億を超える人口の日本という国に1名なんです。

どんなに状態が悪化しても医療を受けることが出来ない現実があります。

医療そのものが、化学物質によって成り立っている。
そんな感想を持たざるを得ません。

ですから、空気の綺麗な自然豊かな土地で水にも恵まれて、車さえなく、無農薬、無肥料の食材を毎日食べることが可能なら娘も回復すると思うのです。

楽園のような場所はあるのだろうかと自問しますが、答えは見つけられていません。
化学物質過敏症は、軽度の方から重度の方までおられます。

34歳の娘は、重度の化学物質過敏症です。

娘と同じような障害を持っている方はおりますが、娘より症状の重い方は存じ上げません。

そんな娘が安心して食べることが出来るパンを作りたい。
食べてもらいたい。

全国に化学物質過敏症に苦しんでいるみなさんに食べてもらいたい。

国産の有機小麦、天然酵母、自然海塩、有機砂糖などを使いパンを作ってみたい。
こんなふうに思いました。

少しでもご興味をお持ちでしたら、ぜひ一度食べてみてください。

お待ちしております。

麦ばたけ店主 奥村昭